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ちょっぴりほっこりするお話や、背中が涼しくなるホラー話、他にも私の日常をお話しします★お話はわたしの音声でも聞けますので、ラヂオ感覚でおたのしみください★わたしの怪談は自由に使用していただいてOKですが、【三月 小梅 (みつき こうめ)】と一言入れておいてください


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いわく付き物件。おとすもの。

いわくつき物件

ご存知でしょうか?

よく聞くのは、事故物件ですね。

事故物件に住むと怪現象が起こって、よくよく調べてみると過去にどなたかが亡くなられていた…と、いったところでしょうか。

亡くなられた方の怨念がその物件に残っているとか。


今回のお話もいわく付き物件についてですが、事故物件ではないんです。

思いがけず、いわく付き物件になってしまったお話です。



大学3年生の田中さんは一人暮らしをしていました。


この田中さん、特に霊感とかは無く、それまで霊現象、怪現象の経験もありませんでした。


田中さんが住んでいたのは、ごくごく普通のアパート。

間取りは1DKで、玄関を入ると、正面と左側にドアがあり、正面は風呂、トイレ、左はキッチンがあり、その奥にリビングがあります。

ベランダもあり、プランターでネギ、トマト等を作って家計をやりくりしていたそうです。

立地は少々変わっていて、小高い丘の麓にありましたが、大学まで徒歩15分ほど。

大通りから少し奥まったところにあり、大通りにでて、通り沿いに歩けば大学に着きます。

そんなに広くはありませんが、大学から近いので、田中さん、気に入っていました。

ですが、不満もありました。


アパートは三叉路の角に建っています。

アパートの右側の道は上り坂。

登って行くと、お寺があります。

その途中、中程に集合墓地がありました。

ちょうどアパートの真裏が墓地になっているんです。

幸い、アパートの部屋は全て正面の道沿いにあったので部屋から墓地は見えません。

とはいえ、やはり、ちょっと薄気味が悪い。


ちなみに田中さんは、アパートの2階に住んでいました。


そして、もう1点、アパートの正面の道。

そんなに広い道では無いのですが、大通りの渋滞を避けた車が流れ込んでくるので車の通りが激しい。


田中さんも何度か危ない経験をしていましたし、接触事故がちょくちょく起きていました。


アパートのある三叉路、アパートが建っているため見通しが悪く、しかも、カーブミラーが無いのです。

そのため、お寺、墓地から帰る車とアパート正面の道を走る車がちょくちょく事故を起こしていました。


そんなある日、大学1年生の終わり、2月中頃でした。

その三叉路にカーブミラーが付きました。

アパート右の道を下りてくると正面にミラーが見えます。

このミラーが付いてから、車の接触事故は減りました。


けれど、田中さんの異変はここから始まりました。


カーブミラーが付いてから2週間程経った頃です。

田中さん、部屋でぼや〜っとテレビを見ていました。

すると、



カチン



金属がぶつかるような音がしました。

田中さん、急に甲高い、そこそこ大きな音がなりましたので、驚いて音のなる方を振り返りました。

音はキッチンから聞こえました。



なんだろう?



と、キッチンを見に行くと床にスプーンが落ちていました。

一般的な金属製のスプーン。



さっきの音はコレか、片付け忘れてたのかな?



と、拾って流しに置きました。

大きなトラックが道を通ることもあるので、たまに揺れるんです。


すると、後ろから



クスクス…



えっ?



誰かの笑い声が聞こえた気がしました。

振り返ったけれど、誰もいません。



テレビの音かな〜



と、気にしないことにしました。


それから、3日後、夜8時頃だったでしょうか。

田中さん、晩ご飯の片付けを終えて、テレビを見ていると



カチン



先日と同じような音が聞こえました。

音は、またキッチンの方で鳴ったようです。

食器を洗ったあと水切りカゴに置いていたので



食器が崩れたのかな



と、気にしていませんでした。


しばらく経って飲み物をとりにキッチンへ行きました。



えぇっ??



床にスプーンが2本落ちていたんです。

Aさん、間違いなく食器を洗った後、水切りカゴに全て食器を入れたんです。

そこそこ深さもあるカゴなので、そこからスプーンが落ちるはずがない。


田中さん、訳がわからず、呆然とスプーンを見つめてると



クスクス…



誰かの笑い声が聞こえました。

咄嗟に声のした方へ視線を向けると、
ダイニングテーブルの影に、5,6歳くらいですかね。

小学校1年生くらいの女の子が見えました。


その女の子、田中さんの方を見てくすくす笑ってるんです。


田中さん、驚いてしまって女の子を見たまま固まってしまいました。

そうこうしていると女の子、だいたい10秒くらいですかね、10秒くらいでスーッと消えてしまったそうです。


女の子が消えたあとも、田中さん、女の子がいた場所をボーッと眺めたまま、しばらく動けませんでした。

いるはずの無い女の子が自分の部屋にいた。

しかも、目の前で消えた。

今まで霊現象、怪現象の経験がなく、まったく耐性がなかったので、当然ですよね。


しばらくして、我に返った田中さん、自然と体が震え出した。


ガタガタガタガタ


さっきのは一体なんだったんだろう?

スプーンを落としたのもさっきの女の子だったのかな?

いや、何で急にあんなのがでてきたんだ?



田中さん、いろいろ考えましたが、半ばパニック状態だったので考えがまとまりません。


気づくと時計は夜中の11時を回っていました。

その日は恐怖で電気を煌々とつけたまま就寝しました。

全然眠れなかったようですが……


こんなことが、その日からさらに5日以上続きました。

田中さん、この5日間、夜はまともに眠れていません。

代わりに大学の講義中に寝ていたわけですが、そんな、感じの生活だったので物凄く顔色が悪くなっていました。


仲の良かった友人、加藤さんが心配して聞いてきました。



最近顔色悪いけど、どうした?

講義中、ずっと寝てるし……



田中さん、変なやつだと思われるのが嫌だったので一瞬躊躇ったのですが、思い切って切り出しました。



いやさ……俺の部屋、幽霊が出るんだよ……



加藤さん、



はぁ?そんなことあるわけないだろ?
それに、今までそんなこと一言も言ってなかったぞ?



いや、あるんだって❗
この前から突然出始めたんだよ

毎日出てきて、じーっとこっちをみながら、くすくす笑ったり、家のものを落とすんだって



田中さんが必死に話してくるので、加藤さん、



じゃあ、俺、今日部屋行こっか?

幽霊がどんなもんか見てみたいし



その日の夕方、だいたい6時頃、田中さんの部屋に加藤さんがやってきた。


2人で晩ご飯を食べ、テレビを見ていると、突然田中さんが震えだした。

話を聞くと、どうやら毎日8時頃に女の子の幽霊が現れるという。



時計は7時55分。

ガタガタ震える田中さん



やがて8時

キッチンの方をじーっと見つめながら、音がなるのを待つ。



おい、田中。

何も起きないぞ?



あれ?

今日は何も無いのかな?



ったく、そんなの気のせいだって。

風呂借りるぞ〜



そう言うと加藤さんはスタスタと風呂場に向かいました。

田中さん、何も無かったことに胸を撫で下ろしました。



良かった〜

けど、何で今日は何も起きないんだろ?



それまで、毎日起こってた怪現象が今日は起きませんでした。

いろいろ考えを巡らす田中さん。

そして、



そうか、ひょっとして今日は加藤がいるから……

きっと俺だけの時に何かが起きるに違いない。

それじゃあ、やっぱり今日は何も起きないんだ。



安心しきった田中さん。

程なくして加藤さんが風呂場から戻ってきました。

そして、



出たよ。



え?



だから、出たって。

幽霊。



田中さん、それまでの元気が嘘のようにサーッと顔色が青くなっていく。

加藤さんの話では、髪を洗っていると背中の方から



ガタン



という音が聞こえたらしいです。

驚いて、しばらく固まっていましたがそれ以外何も起こらない。

髪を洗い終えて振り向くと後ろにシャンプーのボトルが落ちていました。

まだ使い始めなのか、結構重いボトル。

シャンプーは正面の鏡の横にありました。

それ以前に音のなる直前に加藤さんが使ってるんです。

それが、何故か背中の方に落ちてきた。

ありえないんです。


この、【物が落とされる現象】はキッチンだけじゃなく、他の場所でも起きるんです。
そして、落とされるのはスプーンだけじゃない事が分かりました。


すっかり血の気のひいた田中さん。

それを見ていた加藤さん、慰めなのか



出たには出たけど、シャンプー落とされた以外は何もなかったよ。

それに、俺の上に落としてきた訳じゃないし。



そうは言っても流石に気持ちが悪い。


田中さん、次の日、不動産屋にいました。

今のアパート、気に入っていましたがあんなことがあっては住んでいられない。

引越しを決めたのです。

ただ、残念ながら新しい部屋は見つかりませんでした。

この日は既に3月で、新入生、新社会人が既に物件を決めてしまってました。

あるにはありましたが、すごく遠い。

田中さん、渋々あのアパートに帰りました。



帰り道、何故こんな事になったのか改めて考えました。

本当はダメですが歩きながらスマホを弄ります。

霊を呼び込む方法、霊道、いろいろな記事を見ましたが、いまいちピンと来ません。

が、アパートにある三叉路に差し掛かった時。

……気づいたんです。


カーブミラー、坂道がよく見えるように少し上を向いてるんですよ。

その角度、向きがちょうど田中さんの部屋と同じ向き。


思い出してください。

アパートの真裏は墓地です。

墓地、田中さんの部屋、カーブミラーがちょうど1列に並んでいるんです。


皆さんも聞いたことがあるのでは無いのでしょうか?

鏡の向きによって霊道ができてしまう。

これが、カーブミラーによって出来上がってしまってたんです。
田中さん、直前に鏡と霊道の記事を読んでいたのでピンと来ました。


が、どうしていいか分からない。

カーブミラーなんて、田中さんがどうこうできることではありませんし、引越し先も見つからない。

途方にくれながら、アパートに着きました。


それから毎日のように何かが落とされました。

スプーン、シャンプーだけでなく筆記用具や本。

1ヶ月経つ頃には棚に入っている大きな土鍋まで落とされる。

ジャンル問わず、大きさ問わず、場所を問わず、時間を問わず落とされます。

ただ、少しずつ大きく重いものが落とされている。

一応、棚の上の方には重いものを置かないようにしました。

そして、ちょくちょく女の子の笑い声が聞こえたり、姿が見えたり。


ただ、田中さん自身の心境の変化もあり、慣れてしまっていました。

と、言うのも、その女の子、物を落とすだけなんですよ。

それ以外は特に何もしてこない。

何か起きても



あ〜またか〜



くらいにしか感じなくなっていました。

重いものさえ高いところに無ければ、危険はなさそうです。

ですので、その時にはもう引越しの事はすっかり考えなくなっていました。


その年のお盆休み。

田中さん、実家に帰っていたので5日ほどアパートを空けていました。

実家に滞在して5日目、最終日ですね。

田中さんのスマホに見慣れない番号から電話がかかってきました。



もしもし……



電話の主はアパートの管理人さんでした。



田中さんいつ帰ってくるの?

田中さんとこの鉢植えが落ちてきて、業者さん怪我したよ。



よくよく話を聞くと、どうやら業者にアパート周りの草刈りを依頼していたそうです。

それで、ちょうど田中さんの部屋の下の草刈りに差し掛かった時、事件が起きました。

草刈り中、田中さんの部屋から女の子の笑い声が聞こえて、そちらに視線を向けると、ベランダに女の子がいて突然、鉢植えを落としてきたといいます。


幸い、身を捩って躱したので当たりはしませんでしたが、よろけて倒れた時に脚を骨折してしまったんだとか。

その話を聞いて、管理人さん、田中さんの部屋に誰かいるんじゃないかと電話してきたそうです。


田中さん、ピンときました。


間違いない。
あの女の子だ。



田中さん、部屋の中は重いものを上に置かないとか対策してたのですが、ベランダまでは何もしていませんでした。


管理人さん


女の子がいたって言ってるし、一応、念の為、部屋入らせてもらうよ?



分かりました。



そこで1度電話が切れました。

しばらくして、管理人さんから電話がかかってきました。



どうでしたか?



部屋には誰もいなかったし、ベランダの窓も鍵が掛かってたよ。

けど……



言葉を詰まらせる管理人さん。



部屋の中が凄いことになってるよ。

写真、メールで送るから。



電話が切れ、程なくしてメールが届きました。

添付されていた写真。


部屋の中、食器から服から、ありとあらゆる物が散乱していたそうです。

そして、田中さんが普段寝ているベッド。

その真ん中に
包丁が突き立てられていました。



田中さん、その写真を見てすぐ引越しすることを決めたそうです。


その後、無事に引越し先が決まり、別のアパートに移ったのですが、そこではそれまでのような怪現象は何も起こっていません。

やはり、あの現象は以前住んでいたアパートの1室でのみの事だったのでしょう。

カーブミラーが出来たことで、墓地にさまよっていた少女を呼び込んでしまったのでしょうか?



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